珈琲への思い

珈琲とは

コーヒー豆はコーヒーの木の実です。日本から遠く離れた赤道付近の熱帯の国々で丹精こめて育てられたコーヒーの果実、その果肉を取り除き現れる種を乾燥させたものが我々の知るコーヒー豆の姿です。

その緑色の生豆たちを丁寧に煎って美味しい珈琲に仕上げてやるのが我々の仕事です。豆たちはその産地により香りや味わいが様々、その個性に合わせた方法で美味しさを引き出してやるのです。

 

メリバ珈琲の焙煎

同じ産地のコーヒー豆でも、焙煎方法や焙煎度合いで風味が変化します。

そこが珈琲のおもしろいところ、焙煎士の腕の見せ所です。

?遠い外国からはるばるやってきた豆たちを焙煎前に目視でチェックし、欠点のある豆や異物を排除します。これらの豆をそのままにしますと焙煎後の味に大きく影響するため、ハンドピックは焙煎士の大事な仕事です。

選り分けた豆を十分にあたたまった鋳物の釜に入れ、釜を回転させながら火をあて、豆の中に含まれている水分を徐々に飛ばしていきます。テストスプーンを使って豆の様子を確認し、水分が抜けた!とわかったら今度は火力をあげ、いよいよ豆をローストする作業に入ります。?

豆は熱を得て煙を発しながらどんどん膨らみます。この時火力が不足すると風味や香りが薄くなり、また火力が強いと焦げた味になります。豆たちはみんな個性様々です。その個性に合わせた火をくれてやると、豆たちはパチパチと元気に釜の中で踊ります。焙煎士は豆たちの声を聴きながら焼き上がりのタイミングをはかり、豆たちを釜から出して一気に冷却します。

こんな豆たちとの会話が楽しくて焙煎しています。

 

美味しい珈琲とは

メリバ珈琲では、豆をあらかじめストックしておくようなことはしません。

コーヒーは鮮度が命だからです。

焙煎したての豆の放つすばらしい香りをぜひとも皆様に体感していただきたいという思いで、毎日丁寧に焙煎しています。

焙煎後1,2日経過したころから豆たちは香りや風味を発揮し美味しくなります。

?豆たちが生き生きと香りを発している時に抽出して味をみてください。

実は万人が一様に美味しいと感じるコーヒーなどありません。

ご自分の生活スタイル、体質、味覚に合ったコーヒーが、美味しいコーヒーなのです。